1/24　スコープドッグ　ターボカスタム　キリコ機 　改修

１．改修構想
	仮組みにて検討します。 この手のプラモはスナップフィットではありませんので、仮組みするにもマスキングテープだらけになります。 　どこをどうすれば設定画に近づくのか考えました。 手が長い事はよく言われる事ですが、私は足が短いと感じました。このキット：ターボカスタムはスコープドッグのシリーズ中でも足が長いのですが、股間節の構造上、大股開きで立たせるとすごく足が短く見えてしまいます。（画像の様に直立では足は短くなりません。） スネを伸ばしたい所ですが、スネ裏側はローラージェットが出るギミック満載なので、掟破りの太腿を伸ばそうと思いました。 　どうなってしまうか不安だったので、フォトショップでシュミレートしてみた結果、思った以上に違和感がなかったので、思い切って伸ばすことにしました。 　大股開きで立たせると足首が床に密着しにくくなる可能性があったのとカッチリ感がほしかったので、イエローサブマリンの関節技に足首の関節をおきかえます。 手が長いのは二の腕を数ミリ詰めるのと、肩関節をボールジョイント化して、肩をいかり肩にする事で対応しようと思います。ボールジョイント化する事で、斜め後方向に反らせますので、いかり肩＋胸張りポーズが出来ると考えました。　しかしコクピットは潰さずに再現したいので、どうやって収めるか構造を考えるのが、大変でした。
２．改修作業（下半身）
まず足首から加工します。 奥の画像の様に前端を切り飛ばし、関節技を仕込みやすくします。 　ローラージェットも微妙に接地しないので、プラ板で伸ばしてやります。その際に基部もプラ丸棒とポリキャップで着脱式にし、合せ目処理と塗装を楽出来るようにします。 左側が関節技ＡＢＳボールジョイントに置き換えた状態です。 　スネパーツの裏に凸ダボが出ているのを３ミリほど残して切り落としその後をガイドにして５ｍｍ角のプラ角棒を渡してその真ん中に関節技ボールジョイントの軸を穴あけ接着（周り止めで真鍮棒打ち込み）。これで足裏はピタッと接地してます。
	掟破りの太腿延長４．５ｍｍ 　装甲裏も全てパテ埋 パテ埋した為に太腿と密着しなくなってしまった干渉部分を再度掘り直し。
可動式ターンピックはこんな感じの部品構成。 　アルミ削り出しターンピック 　ピックの連動つまみは少し大きめに延長（手っ取り早くプラリペアにて） 　つまみに０．８ミリの真鍮線、あとはスプリングやそれを止めるプラ板など・・・・・ですが、この画像の様な真鍮線の長さにすると足首内に仕込んだ関節技ボールジョイントの受けパーツにもろに干渉。 　干渉部分のすり合わせにより真鍮線はかなり短くなってしまいました。(ですから実際の可動は足裏パーツをはずして可動させるのが、塗装ハゲもなく安全です。でも伸ばしたら直立出来ないし　あまり意味の無いギミックだったでしょうか？)
改修作業（胴体　腕）
構想通りにコクピットを潰さないように、ボールジョイント化します。 　右の画像通りに、赤いラインのスペースに関節技ボールジョイントの（中）を仕込みます。 　ボールジョイント受け側のパーツはコクピット内部の出は数ミリで済むようにギリギリまで削って薄くしました。
腕部の改修も右画像通り。 　アームパンチ機構は生かし、その下のスペースにボールジョイントを仕込みました。 　キット標準では指は接着固定なので、軸を通して親指以外は可動します。保持力は若干弱いですが、ＡＴライフルは問題なく保持できます。 　２の腕も３ミリほど詰めて、仮組みして全体のバランスの確認をします。
コクピット内部は穴開きフレームとパイピングの再現をしました。キリコは腕やマスクのパイピングをしました。
武装
キリコ機のミッションパックは上部のロールバーらしき物からベルト2本で弾装やらテントの巻物やらを吊るす方式。 　右図の様に、パック中央の出っ張りを真ん中で切り詰めないとベルトが出っ張りの両側を通過できません。 色んな武装は友人から分けてもらった、第1回オラタコと同時発売されていたらしいＷＡＶＥ製のレジンパーツです。現在は入手出来ない貴重なものらしいです。 　銅のチェーンもそのシリーズのパーツですが、先端のオモリみたいなカラビナらしき物は真鍮線８ｍｍを曲げて工作しました。
ＡＴライフルの銃口はアルミ棒から旋盤削り出しで作りました。
ターレットは定番工作のＷＡＶＥ製Ｚバーニアに2重レンズ構造、その他もＨアイズの置き換えました。マーシィドッグと同じ手法です。 　1/24立ち姿のキリコはマーシィドッグ付属の物ですが左腕を平手から握りこぶしへと変更しました。。 目は瞳や星まで入れました。最近も一体立ち姿の物を塗りましたが、星は入れられませんでした。
以上で製作工程は終了ですが、リアルタイムで製作状況を更新していたブログもあります。 　宜しければご覧ください。

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